母校の名物先生である広井護先生が本を出しました。

「読みのスリルとサスペンス〜深層読みで名作に迫る」|南の風社

文章の中に隠された真実に近づくスリルとサスペンス、 やっと辿り着いて文章の意図が分かった時の深い感動と共感・・・。 そんな深読みスキルを身に付けると、日本語力がアップする! 中高生から社会人まで、国語が気になるすべての人に。
book

重版出来おめでとうございます!!!

私はちょうど広井先生が学年主任な学年だったため、6年間教えていただきましたが、現在もう一度受けたい授業は圧倒的にナンバーワンです。

今もですが、小学生の頃から国語の授業もテストも大嫌いで。「作者の気持ちを答えなさい」という問いはいつもほとんど間違っていた気がします。「それ」が指すものとは、みたいな問題でやっと解けた気がします。

そんな国語の授業とテストのイメージを変えたのが広井先生でした。基本的に学期テストが大嫌いだったので、現国(国語)のテストも変わらず悪かったので、教え子の中ではかなり不真面目な方だったとは思いますが・・・。それでも私は学生時代で文系の授業で一番まともに聞いていた気がします。

数学のように、パズルを当てはめるかのような客観的な読み方をする先生でした。

今回の本は、高知市文化振興事業団が隔月で発行している機関誌「文化高知」に2009年から5年間連載したコラム「言葉の現場から」を 再編集し加筆したものだそうです。その文化高知は、ちょくちょく見ていたのですが、実際の授業の学生たちとのやりとりをそのまま記載しているものでした。最終回はスキャンして大事に保存しています。

国語が嫌いな学生もいれば、国語が好きな学生もいる、そんな中で全員にわかるように説明しているものなので、国語に苦手意識のある大人も読みやすいと思います。

国語好きの方は、手に取ることもあるかもしれませんが、6年間広井先生の授業を受けた国語嫌いが思うには、国語に苦手意識がある人ほど読むと面白いんじゃないかな、と。

作者の気持ちのあの設問が苦手で、あれを主観的じゃねーか!って腹たってた私のような人には特にオススメです。客観的に読めないものは排除してくれます。ちゃんと、正解があるんだよ、そう教えてくれたのが、広井先生でした。

(得意な人にはさらりとわかっちゃうらしいですね、、、、。)

出版社のサイトからでも購入できますが、高知の方は金高堂でも買えるようです。

あ、当然、国語が苦手な学生にもオススメです。

授業を聞いていた私が連載を読んで楽しくて、その連載も読んでいた私が本を読みたくなるような、そんな先生の授業。たくさんの人に体験してもらえたら嬉しいです。

学校でただ一人かなり異質な教え方で、今思うとあれは、強い気持ちがないとできないと思う。心から尊敬している先生の一人です。